理想の働き方
「理想の介護」を
実現するために
介護業界では、日々の業務に追われ、「もっとご利用者さまの役に立ちたい!」「ご利用者さまらしい人生のお手伝いをしたい!」という情熱を持っていても実現が難しい現実があります。
一燈園では、その情熱を100%業務に向けていただくために、働く環境を整えています。
どのように自分の情熱を仕事で発揮しているか、実際にどのくらい理想が実現できているかなど、「理想の働き方」について、現在一燈園で活躍している職員に聞いてみました。
あなたが実現したい「理想の介護」を、一燈園で叶えてみませんか?
介護のスペシャリストを育成し、
介護職の本当の価値を高める
後藤勇樹(生活相談員・課長)

「介護」は社会に必要な仕事でありながら、残念ながら社会的な地位が高いとは言えません。私の理想は、「介護」がネガティブなイメージから脱却し「ノーリフティングケア」が基盤となることで、ポジティブで輝く職業として認知されることです。
職員それぞれが専門職としての能力を発揮し、単に介護を行うだけでなく、包括的に「高齢者の生活」を支援する、そんなチームケアを目指しています。
現在、その理想に対する実現度は50~60%程度だと思いますが、以前と比べると着実に高まってきています。
実現度が高まってきたのは、定期の人事異動や法人内外の研修、目標チャレンジ制度により、職員それぞれが他の職員と関わる機会が増えたことが大きな理由だと思います。他の職員へ良い意味で関心が出てきているのだと思います。
また、私は一般の介護職員でしたが、介護支援専門員の資格取得を期に、新たな在宅サービス事業所開設に携わる機会をいただきました。その後、別のデイサービスや住宅型有料の管理者を経験させていただきました。多くの経験をさせていただき、広い視点で考えられるようになりました。一般の職員であっても、資格を取得することで、ステップアップのチャンスを与えていただけることも、モチベーションアップにつながっています。
一燈園ではノーリフティングケアの実践に向けて取り組み初めています。介護の手技や考え方も、一昔前と比較し大きく変わっています。私は数年前からノーリフティングケア推進のため、学ぶ機会をいただき、コーディネーターとして取り組んでおります。
「抱えることが当たりまえであった介護」から「抱え上げない介護」、職員とご利用者さま双方に負担の少ない介護を、誰であってもサービス提供し続けていける一燈園を目指しております。そのためにも、介護に携わる「スペシャリスト」であることを自覚し日々の業務で課題を持ち「自分の考え」を「自分の言葉」でしっかり伝えることができる、そんな職員が増えることが必要だと思っていますすし、そのような職員を育成するお手伝いができたらと思います。
共通の方向性で支える
チームケアと知識の共有
山﨑主税(在宅事業部課長)

私が理想とするのは、ご利用者さまやご家族の意向・要望を出来るだけくみ取り、気兼ねなく自宅で過ごしているかのような安楽に過ごせる環境を提供することです。
どのような介護状態になろうとも、当法人の理念である「一燈園で良かったと感じてもらえる介護やサービスを提供します」を常に意識して、理念に恥じない支援を継続できたら良いなと思っています。
理想の実現度については、自分で判断するのは難しい部分もありますが、ご利用者さまやご家族に満足してもらうためにどのような対応が望ましいかを常に考え、業務の中で自らの介助や声かけを振り返るよう心がけています。初めは失敗も多く、周りに迷惑をかけることもありましたが、経験を重ねる中で同じ失敗を繰り返すことが少なくなりました。そういったことがご利用者さまやご家族の満足度や自分の理想とする介護に近づいているのではないか、という実感はあります。
また、理想の介護に近づけていると感じるのは、一燈園においては職員一人ひとりが共通の方向性を持ち、研修を通じて知識を学び、それを実践する姿勢が根付いているからです。チームで介助方法や体験を共有し、記録を取る習慣が定着していることも大切な要素だと考えています。
この仕事は、個人プレイではなくチームプレイが重要です。
自分一人だけが、より正しい介護知識や介護技術、その他業務全般に関する知識を持って実践できていても意味がありませんので、チーム全体としての知識・介護技術の向上を目指すべきだと思います。
そのためには、先ずは職員間のコミュニケーションをしっかり取ることで、相手の考えを理解し、チーム全体で統一された意識を持ち、その先にいらっしゃるご利用者さまやご家族のためにより良い介護、理念である「一燈園で良かったと感じてもらえる介護やサービスを提供します」に少しでも近づけるように実践したいと思います。
ご利用者さまに寄り添う
理想の介護環境を目指して
小島寿子(介護課長)

私が理想とする介護の形は、職員数が充実し、ご利用者さま一人ひとりにゆっくりと向き合い、時間にとらわれずすぐに対応できる環境です。
また、チームケアが円滑に機能し、職員全員が一つの目標に向かって同じ歩調で取り組めることが理想だと考えています。
現在、この理想に少しずつ近づいていると感じています。以前は残業が当たり前でしたが、現在の業務では業務時間内で時間を捻出することができるようになりました。
業務改善の指標が整備され、タイムスケジュールが定着したことで、職員全員の足並みが揃ってきたのだと思います。確保できるようになったフリーの時間を、ご利用者さまへの対応に有効に使えるようになりました。
介護サービスの改善に前向きに取り組めるようになると、新たに見えてくるものがたくさんあります。それが業務への楽しさと自信につながり、より良い職場環境が築かれているのではないでしょうか。また人事異動により、リフレッシュした気持ちで仕事に取り組めるようになり、お互いに「より良くしたい」という意見が多く出されることで、組織全体として介護の幅が広がっていると感じています。
今後は、看護職員などの別職種との連携をさらに強化し、職員同士が気軽に意見を聞き合ったり、互いの考えを尊重しながら意見を交換できる環境を整えていきたいと考えています。また意見を交わすだけでなく、困ったときや悩んでいるときに職員同士が支え合える関係性を築くことも大切です。そうした風通しの良い職場環境を実現することで、ご利用者さまへのケアの質も向上し、理想にまた一歩近づけると信じています。